筑前内野駅に停車する客車列車。

2838レDD511029・試9821レ
PENTAX superA FUJICHROME RDPⅡ
平成7年2月14日 筑豊本線筑前内野駅
左:試9821レ DE101756+マヤ34-2009本モコ
右:2838レ 直方行(門司港行) DD511029(門)+50系本モコ

現在は原田線と愛称がついている筑豊本線の桂川~原田間の冷水峠越えの路線。単線であるこの線のその途中にある筑前内野駅にはかつて列車の交換設備がありました。2面2線の相対式ホームの駅も今は1面1線の棒線駅です。(駅構内の配線が線路1本にホームが1本の駅を棒線駅という。)この日は、左の車両が臨時で走りここで定期列車の門司港行と行き違いをしました。青い車両は線路のゆがみなどを走りながら測定する検査の車両のマヤ34という形式の車両です。

右の機関車(DD51)の屋根や客車(50系客車)の床下から暖房の蒸気が漏れています。かつてSL時代は石炭を焚いて作った蒸気を走行の動力源だけでなく、冬場の客車の暖房へと使っていました。つまりヒーターの熱源は蒸気だったのです。SLがなくなりディーゼル機関車に代わってもこの方式は引き継がれて、その後、新型在来客車(50系)も同じように方式を採用しました。東北・北陸・信州の電化区間は電気機関車からヒーターの電源を送る電気暖房式を使っていますが、東海道・山陽筋と九州の電気機関車と全国のディーゼル機関車引く客車列車はこの方式になります。このDD51の運転室の中央にその暖房用のボイラー(SG4)が積んであってそれを軽油で焚き客車へ暖房用の蒸気を送ります。なので冬場でも運転席は暑く、機関士さんが汗をかきながら運転していました。九州ではこの写真を写した3月のダイヤ改正までこの方式の暖房を使った列車が存在しました。

日中はディーゼルカー主体で1日一往復のDE10が客車を引く私の地元の旧筑肥線や電気機関車が客車を引く鹿児島本線や長崎本線でも普通客車列車ではよく見られた光景です。走行中は風があるので目立ちませんが、駅に停車すると客車の床下から蒸気が立ち上がり、窓も濡れて幻想的で、旅情感たっぷりでした。今考えると温かみがありました。
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No title

これまた懐かしい光景ですね。

私は冬場の鳥栖駅でSGの蒸気が立ち上がる光景を思い出しました…。

それを眺めながら立ち食いする「かしわうどん」の味が今でも忘れられません。本当に「駅」という感じがして旅情がありましたね…。(笑

Re: No title

あかつき81号さん、こんにちは。

鳥栖駅は懐かしいですよね。鹿児島・長崎・久大線と客車列車が多数乗り入れてほんと雰囲気がありましたよね。機関区もさることながら客車区の存在も忘れられません。当時、真新しかったお座意識列車の海・山が並んで止まっていたことを思い出します。

佐世保発鳥栖行の雑客に2度乗りましたが、マニ60の荷物車もついて雰囲気がありました。近代的な佐賀駅に停車中もSGの蒸気が床下から溢れて情緒的だったことを思い出します。というより、子供の私にはED76の屋根から白い蒸気が噴出している姿が面白く見えました(笑)

Re: No title

あかつき81号さん、こんばんは。

客車から漏れる湯気が見ているだけでも温かく感じましたよね。蒸気が漏れるシューという音を思い出します。鳥栖のうどんはおいしいですよね。
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店長は幼いころから鉄道好きで、店内は鉄道写真やコレクション鉄道の部品など飾っています。写真好きでもありPENTAXファンでもあります。時には鉄道写真家としても活動しています。この日記は、私が好きな鉄道や風景写真などアップしています。もちろん仕事の販売のヤマハパスの良さもお伝えできればと思います。

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